肥料やけを起こさないようにする為、追肥を主体の施肥管理を行って下さい。 追肥の時期は膝丈(本葉6〜9枚)になった頃と雄穂が開花する直前の2回を基本とし、土壌条件や気象条件、または作物の生育状態に応じて追肥の回数は増やしてください。
基本的な施肥料は、N・P・K=20〜25・15〜20・15〜18kg/10a。位です。
条間×株間は45cm×20cm(反当り栽植本数約6,000本)を目安として下さい。 栽植密度を少なくすると穂が大きくなりすぎ、逆に多くすると先端不稔の恐れがあります。
発芽不良、生育不順を招かないため、7日以上前には施肥、耕うん、マルチ張りを終え、地温を上げておいて下さい。 特に生育を揃える為には播種粒数を必ず3〜4粒播きにして下さい。
播種する深さは晩霜害を避けられる2cm程度として下さい、あまり深くし過ぎると発芽が遅れ生育不揃いの原因となります。
また反対に浅すぎて土壌水分が安定しないと生育にストレスを与え発芽不良の原因となりますので注意してください。
2番目の雌穂を取りの除く事を除房といいます。除房をする事で1番目の雌穂は大きくなりますが、この「ピクニックコーン」は雌穂のサイズが小さい事も他の品種にない魅力ですので、除房作業は必要ありません。ただし、2番穂は先端不稔が発生し易くなりますので出荷時には十分注意して下さい。
また、分けつ株を取り除く事を除けつといいます。分けつは残す事により主幹に養分を送る事が出来ますので除けつもしないで下さい。
開花後の雄花を切り落とすことをトッピングといいます。「ピクニックコーン」は味来390より茎が細く、かつ草丈が高くなります。よって、強風による倒伏を防ぐために、トッピングが有効です。
雄花が開花し、交配が終了した後、雄花と本葉1枚分を切り落とします。
「ピクニックコーン」は一般で言う早生種に相当する品種です。生育日数84日。 食味重視の品種ですので、「味来390」同様に雄花の開花後17〜18日頃から苞皮を剥いて熟期を確認して下さい。登熟は気温が高いと早く、気温が低いと遅くなるので、状況に応じて的確に確認して下さい。
のぼりバリエーション (大・小とも4柄)