すでにPS農法を取り入れ、その効果を日々実感されている農家の方々をご紹介いたします。
品種:さちのか栽培方法:高設栽培PS導入後:5年
出荷期間は、11月下旬~5月末まで。 この地域の平均出荷量は10a当り13,000パック弱程度(300g/1パック)である。
PSシステムに取り組む私達5人の平均出荷量は既に15,000パック(10a当り)を優に超え、うち2人は17,000パック(10a当り)をも超えている!!
長崎イチゴのパック詰め作業。
甘い香りの中で、イチゴが丁寧に
詰められていきます。
毎年確実に技術が向上し、出荷量が安定。“有明海を臨む絶好の立地条件”と“名水”で育った、PS長崎イチゴ(さちのか)の食味と品質は抜群!!
今後は、販売にもこだわっていきたい。
「品種『さちのか』に取り組んで7~8年が経つそうですね?」
2007年2月28日撮影
「『さちのか』は、天候とか 管理の影響を受けやすかと思う。花芽が遅るっと、出荷が予定通りいかんたい。」
「どの作物でも言えることですが、品種ごとに、天候や管理(かん水・施肥)それに定植時期に対する感受性は、それぞれ違います。
また、同じ品種を栽培しても天候は毎年変わるし、苗の状態も違います。作物の状態を確認しながら、変化する環境に対応しなければなりません。
着果している果実を十分肥大させ、次の花芽を遅れさせないように、定期的に『樹液分析』を行います。
また高設栽培の場合は、毎年培地を入れ替えるわけではないので、必ず『土壌分析』を行い培地を健全に管理する事が重要です。」
2007年2月28日撮影「太くしっかりした果梗枝」
「T-Tape®(点滴チューブ)ば付けたら、確かに草姿はよう揃う。
でも、この作は定植してから高温と乾燥が続いとったかと思うと、12月と1月は日照不足やった。
PSシステムばしよって、良かったぁ~。
分析ばしてもらって、追肥(液肥)を調整するようになってから、葉色はきれいかし葉柄はしっかりしとる。
もちろん玉伸びはよか。PSシステムを導入するまで、こげん太か果梗枝ば、見たことがなかばい。ほら、ボールペンと太さが一緒たい!!」
「この数年何度も繰り返してきましたが、マニュアル的に水と肥料を与えるだけではいけません。 必ず培地の水分と根の状態を確認して下さい。株の状態に応じて、確実に摘果を行い着果負担など根にストレスが加わっている場合は、葉面散布をして下さい!
摘果を行なう際、どの時期にどのくらい収穫したいか、出荷予定(戦略)を持って下さい。 その施肥と葉面散布の量とタイミングを決定するためにはリアルタイムの『樹液分析』が重要なのです!」
2007年2月28日撮影「PS担当者による現地指導」
「また『さちのか』は、育苗の時に病気を発生させたら定植本数が足らんようになるけど、育苗の時からPSシステムばしとけば安心たい。」
「毎年 記録を更新できるよう、育苗の管理から、一緒にがんばりましょう!」
土壌、培地の管理、また 育苗や生育期間中の管理にお悩みの方は、ご相談下さい!分析(水質、土壌、樹液)を行い、徹底的にサポートします。
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