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イモムシ

イモムシ系の虫

アスパラガスの栽培にはつきもののイモムシ系の虫の紹介です。
主にヨトウムシ、オオタバコガ、アワノメイガ、シャクトリムシが付きます。(写真はハスモンヨトウ)

どの虫も食害しますので、見かけたらすぐに捕殺してください。
上の写真くらい大きくなるとなかなか薬も効かなくなります。

目で見て気が付けばよいのですが、同系色の虫だと一瞬見分けがつかないこともあります。そんなときは食い跡を見つけるのも手ですね。
多くは皮を剥がすように食べたり、えぐるように食べたりします。

アワノメイガは茎の中に潜り込んで食害します。

シャクトリムシはこんな感じです。

 

対処

先にも書きましたが、見つけたら殺虫剤で対応、あるいは捕殺してください。
小さいうちは擬葉(アスパラガスの葉の呼称)と見分けがつかないくらい小さいです。よく目を凝らして見てみてください!

対策

虫の対策は基本的にチッソ過剰をおさえることにつきます。
有機栽培の農家さんには「虫がつくのは美味しい証拠」なんて話をされることがありますが、虫がつくのは硝酸態窒素、いわゆるチッソが多く、その匂いに寄せられていることがほとんどです。
アスアパラガスはどうしてもチッソを多く入れる栽培が目立ちますが、実際はトマトとそう変わりありません。
むしろ入れすぎることによって10年以上採れるはずのアスパラガスがわずか1~2年で終わりを迎えるのです。
ちなみに病気の原因の多くは糸状菌、つまりカビですが、これらもチッソを求めて集まってくるとか。
窒素を多く入れてしまった場合は早く消化させるために100倍に希釈したお酢の葉面散布や5000倍に希釈したクエン酸を土壌散布することでチッソを早く消化し、余った光合成産物(炭水化物)が組織作りに役立てられ、健全な生育つながりますよ!

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