ニュースリリース

点滴チューブ(T-Tape/Ro-Drip)を使う時に必要なものは何ですか?

必ず必要なものは

  1. フィルター

    目詰まりを防止するために120メッシュ以上のタイプを設置してください。ディスク及びスクリーンタイプのエレメントがあり、いずれでも結構です。藻類やノロ、あるいは粘土、砂などの混入が著しい水源を使用される場合には、サンドフィルターの設置をお勧めします。

  2. 水圧計

    適正な使用圧力を守っていただくために必要です。

  3. スタ-トコネクタ-(TMC、THC、THC-TAP、LFT、TVC)

    点滴チューブと塩ビパイプ(水栓ソケットや園芸用ホ-ス)をつなげるのに必要です。

  4. 接続コネクタ-(TTC)

    点滴チューブの補修に用いたり、点滴チューブを接続する際に使用します。

  5. 自動排水弁(TDV)

    目詰まり防止のために、点滴チューブの各ラインの末端部に使用します。

  6. 液肥混入器

    液肥を施用する際に使用します。メインパイプからバイパスして圧力差を利用するベンチュリタイプと電源利用による強制打ち込みタイプがあります。

  7. 巻取器

    点滴チューブを片づけるときに巻き取って収納します。

2019.12.17

点滴チューブ (T-Tape/Ro-Drip) の吐水間隔(ピッチ)が、10cm、20cm、30cmとありますが、どういう風に使い分ければよいのですか?

作物や土壌の種類(土性)、使用用途によって使い分けてください。

種類吐水間隔
密植型作物(キク、トルコギキョウ、ユリ、ホウレンソウ、ニラなど)10cmピッチ
トマト、イチゴ、キュウリ、ピーマン、メロン、アスパラガスなど20cmピッチ
イチゴの高設栽培や不耕起栽培、親株の管理10cmピッチ
ミカン、ブドウ、ナシなどの果樹園30cmピッチ
砂質土壌(水が横へ浸透し難い)10cmピッチ
粘土質の土壌(水が横へ拡がりやすい)20cmピッチ
トマトの育苗時のかん水20・30cmピッチ
2019.12.17

点滴チューブ(T-Tape/Ro-Drip)での作物へのかん水時間の目安はどのくらいでしょうか?

各作物の根の水分要求量と土壌の保水性を観察しながらかん水してください。
基本的には根の水分要求量は、茎葉からの蒸散量に比例します。

具体的には、テンシオメ-タ-やpFメーターなどの土壌水分計器を常設し、その数値を観察しながら、かん水されることをお勧めします。

2019.12.17

点滴チューブ (T-Tape/Ro-D)は何年使用できますか?

水質とろ過システムの充実度合い、かん水される液肥の種類や頻度によって、使用可能年数は変わります。
使用可能期限を左右するのは、目詰まり防止対策及びメンテナンスです。
弊社では、目詰まり防止のためのノウハウを原因ごとに取り揃えて、メンテナンスの指導とアドバイスを行っております。
物理的もしくは化学的、有機物もしくは無機物によって引き起こされる目詰まりなのかそれぞれの原因によって、対処法は変わってきます。

2019.12.16

点滴チューブ (T-Tape/Ro-Drip) は、どの位の長さまで均一にかん水できますか?

詳しくはカタログのスペック表をご参照ください。

ぜひ点滴チュ-ブの資料をご請求ください。

資料請求は、こちら

2019.12.16

点滴チューブ(T-Tape/Ro-Drip)を設置するときには、必ずフィルターが必要ですか?

必ず設置してください。ディスク、スクリーンいずれのタイプでもOKです。

120メッシュ以上、できれば140メッシュか155メッシュのエレメントであれば十分です。
水源が水道水や井戸水であっても、肥料を流す予定であれば、フィルターは必須です。

2019.12.16

液肥混入器は、フィルターの前後のどちらに設置すべきですか?

点滴チューブの目詰まり防止のために、必ずフィルターの前(水源に近い側)に設置してください。

2019.12.16

タイマ-やマイコン制御の自動かん水システムを導入すると必ずうまくいきますか?

それは大きな誤解です。
どんなに立派なシステムでもそれは、装置でありハードウエアにすぎません。確かに施肥・かん水にかかる労力は大幅に軽減できますが、一番肝心なのは、作物のパフォーマンス(収量・品質・収益性)を最大限に引き出すためのソフトウエアを持っているかどうかということです。
作物は生物であり加工品ではありませんので、プログラムが組み込まれたシステムでは当然、限界があります。

作物の変化や要求に対してリアルタイムに対応できるソフトウエアを持ち合わせていなければどんなに高価で高能力の自動かん水システムでも、省力化目的のみの費用対効果の非常に低い装置に過ぎません。

2019.12.16