ニュースリリース

追肥で使用する場合、液肥と固形肥料とではどちらがいいですか?

栽培する作物や栽培システムによっては、液肥か固形肥料のいずれかしか使えない場合もありますが、本質的には、優劣をつけるものではありません。
それぞれの特長を十分に理解して、活用すべきです。
液肥はかん水チュ-ブや葉面散布で施用できるため一度に広面積をカバ-できます。
労力的な負担がかからず省力的ですし、施用効果もすぐ目に見えるほど速効的です。
全国の施設栽培をはじめ様々な作物で、追肥用に液肥が定着しているのは、上述の理由に他なりません。

それでは固形肥料を追肥用に使うのはナンセンスではないのかというと、そうではありません。
液肥の不足分を補完する目的であれば、積極的に利用すべきです。
たとえば、長期間にわたって収穫が継続するトマト、ナス、ピ-マン、キュウリなどでは穴肥、通路肥、肩肥などを定期的に施すことで液肥の不足分を補うことができます。
追肥で使用する固形肥料は、土や作物にやさしく土壌中の有効微生物の活性を促進するような資材を選びましょう。

2016.01.14