ニュースリリース

点滴チューブ(T-Tape/Ro-Drip)での作物へのかん水時間の目安はどのくらいでしょうか?

各作物の根の水分要求量と土壌の保水性を観察しながらかん水してください。
基本的には根の水分要求量は、茎葉からの蒸散量に比例します。

具体的には、テンシオメ-タ-やpFメーターなどの土壌水分計器を常設し、その数値を観察しながら、かん水されることをお勧めします。

2016.01.14

点滴チューブ (T-Tape/Ro-Drip) の吐水間隔(ピッチ)が、10cm、20cm、30cmとありますが、どういう風に使い分ければよいのですか?

作物や土壌の種類(土性)、使用用途によって使い分けてください。

種類吐水間隔
密植型作物(キク、トルコギキョウ、ユリ、ホウレンソウ、ニラなど)10cmピッチ
トマト、イチゴ、キュウリ、ピーマン、メロン、アスパラガスなど20cmピッチ
イチゴの高設栽培や不耕起栽培、親株の管理10cmピッチ
ミカン、ブドウ、ナシなどの果樹園30cmピッチ
砂質土壌(水が横へ浸透し難い)10cmピッチ
粘土質の土壌(水が横へ拡がりやすい)20cmピッチ
トマトの育苗時のかん水20・30cmピッチ
2016.01.14

点滴チューブ(T-Tape/Ro-Drip)を使う時に必要なものは何ですか?

必ず必要なものは

  1. フィルター

    目詰まりを防止するために120メッシュ以上のタイプを設置してください。ディスク及びスクリーンタイプのエレメントがあり、いずれでも結構です。藻類やノロ、あるいは粘土、砂などの混入が著しい水源を使用される場合には、サンドフィルターの設置をお勧めします。

  2. 水圧計

    適正な使用圧力を守っていただくために必要です。

  3. スタ-トコネクタ-(TMC、THC、THC-TAP、LFT、TVC)

    点滴チューブと塩ビパイプ(水栓ソケットや園芸用ホ-ス)をつなげるのに必要です。

  4. 接続コネクタ-(TTC)

    点滴チューブの補修に用いたり、点滴チューブを接続する際に使用します。

  5. 自動排水弁(TDV)

    目詰まり防止のために、点滴チューブの各ラインの末端部に使用します。

  6. 液肥混入器

    液肥を施用する際に使用します。メインパイプからバイパスして圧力差を利用するベンチュリタイプと電源利用による強制打ち込みタイプがあります。

  7. 巻取器

    点滴チューブを片づけるときに巻き取って収納します。

2016.01.14